時刻表ミュージアム
施設紹介

時刻表ミュージアム館内の一部をご案内します

~時間旅行への誘い~

「扉」の向こうには…何が…

扉とは、不思議と好奇心が湧くモノです。
特に、初めて開ける扉は、その先にある空間や景色に想像が膨らみます。

当ミュージアムは「開き戸」ですが、かつてのブルートレインや特急列車の一部に見られた「折戸」は、扉の中でも美しい開閉動作だと思います。

この扉を開けて始まるのは、貴方だけの「時間旅行」…

現実では戻れない「過去の時間」と、「今の時間」を思うままに、貴方の脳内で行き来することができます。

そして、時間旅行を終えてこの扉から出たときに、今後のご自身の「未来の時間」を思い描くことも可能かもしれません。

それでは、館長が”Time Travel Conductor”(時間旅行添乗員)として、45分間の時間旅行へご案内いたします。

乗降口(エントランス)

ようこそ!
当ミュージアムの代表にして管理人「車掌長」が、開館の想いと皆様へのメッセージを綴ったディスプレイでお迎えします。

カウンター脇には、車掌長所有の旅行会社パンフレット(1970年代~1990年代)から現存しないブランドや珍しいものを、旅行会社で使われていたパンフレットラックに入れてあり、閲覧可能です。

【海外旅行ブランドパンフレット展示一例】
☆LOOK ヨーロッパ・ソ連・世界一周(日本交通公社・1977年)
☆ホリデー ハワイ・グアム・タヒチ(近畿日本ツーリスト・1977年)
☆スーパーハワイ(ヴィーヴル・1980年)
☆TOP TOUR(東急観光・1993年上期版)
☆グリーニングツアー(阪急交通社・1993年上期版)
☆VITA(東急観光&阪急交通社の新会社・1993年下期版)
☆ルックワールド(日通旅行・1992年版)
ほか多数
※日本各地のホテル・旅館パンフレット約500部(庫内保管・現在未公開)

~ corridor ~

展示室に向かう廊下にも様々なイメージを施しています。

壁一面に国鉄色(青20号)…
日本最長距離走行寝台特急「富士」西鹿児島行きの方向幕…
ブルートレインによる旅立ち…
時間旅行(ミュージアム見学)への誘いをイメージしました。

一夜明けると(通路を抜けると)、所有全時刻表展示、国鉄時代を中心とした鉄道部品、旧型客車をイメージした展望ボックスシート、Nゲージレイアウト等が織りなす、懐かしい空間・時間へとタイムスリップします。

青20号壁面反対側は、3段式寝台をイメージした展示棚となっております。
下段:東海道新幹線(0系)関連中心の品々を展示
中段:ブルートレイン、食堂車関連の品々を展示
上段:ブルートレイン関連・車内オルゴール(PC・DC・EC用)ほか
※オルゴールはご自身で手回しによる試聴体験が可能です。

Westサイド

壁に国鉄色(全体:クリーム4号・帯:赤2号)を施し、国鉄時代の特急カラーを再現。
JNRマーク、各種車内表示板などを展示しています。
展示時刻表(1964年9月以前の古典時刻表~1988年12月号)
掲載新聞記事等の紹介コーナー

Northサイド(展望ボックスシート)

「旧型客車」という名称は、日本国有鉄道(国鉄)時代において、10系客車以前に製作された客車の総称。
板張りの座席に青地のモケット…
長い時間を経て、光沢の飴色に包まれた座席の輝きの美しさ…
デッキには手動式の乗降扉…
そのどれもが、郷愁の記憶の中で「汽車旅」の良さを思い出します。
現代の洗練されたデザインや快適性に優れた車両と比べてしまえば、造りも質素で座り心地も決してよかった訳ではありませんでした。
しかしながら、座りながらのんびり流れる車窓や、冬の寒い朝にスチーム暖房で足元が徐々に温まる心地良さ、ときに一夜の宿と化したこの座席は、「自分の居場所」のようにとても落ち着きました。

時刻表ミュージアム内に、小ぶりながら旧型客車の座席を再現。
時刻表や鉄道雑誌、史料等の閲覧および休憩スポットとして、車窓は流れませんが、町並みの展望を眺めながら、ひととき古き良き鉄道時代を思い出したり、お楽しみいただければ幸いです。

Northサイド(鉄道書籍コーナー)

主に旧国鉄時代のブルートレイン、特急列車、東海道新幹線(0系)に関する書籍等を展示しております。(※閲覧可能)

Eastサイド

展示室のEast sideには、Nゲージの走行が可能なジオラマを設置。
パワーパック(コントローラー)は5台あり、お好みの路線を走行いただけます。
※運転希望の際はご自身の車両をご持参ください。

当館Nゲージレイアウトをイメージしていただきたく、全5コース同時走行列車を動画で撮影してみました。
よろしければ、3分ほどお時間をいただきますが、ぜひご覧ください。
なお、不慣れな撮影のため、お見苦しい箇所も多々あるかと存じますが、ご容赦願います。

※雪山ジオラマ背景画像は「sagamier.com」様の無料版を使わせていただきました。
この場を借りてご紹介させていただきます。

当館所有車両でのデモンストレーション走行は、原則、館長の運転となります。

【当館所有車両例】
・E26系カシオペア/13両フル編成(牽引車:EF510 500カシオペア色)
・151系こだま/12両フル編成
・165系急行形電車/6両編成(3両+3両)
・583系特急電車/7両編成
・N700A/8両編成
・キハ58系ほか

Southサイド

【壁面展示】
・東海道新幹線「サボ」※行先・愛称版(金属製)
 超特急ひかり 30号 東京行
 特急こだま 394号 東京行

東海道新幹線開業の1960年代、利用客が目にした行先・愛称板は「サボ」と言われるもので、列車乗降口付近に設置されていました。
※サボは「サイドボード」の略。

「サボ差し」と言われた受け枠に、この金属製のサボを差し込み、東京~新大阪間を往復していました。
サボに付いた無数の擦り傷は、200km/hという当時の世界最速の凄まじさを物語っています。

時刻表神社

このたび、伊勢神宮、出雲大社、首途八幡宮の神様とともに、
時刻表に御座します神様を表敬し、
時刻表神社を当ミュージアム内に創建いたしましたのは、
日々の暮らしの感謝と旅心の充足を求め、
今後の人生と旅の安全、
節目節目の新たな門出の無事を願う「形」に他なりません。

時刻表神社創建の由縁

八百万(やおよろず)の神様が御座(おわ)します国、日本。
太陽、山、川、池、石、田、稲、海、雷、風…
自然や、自然現象など多くのものに神様が宿っていると云われます。
古代より祖先は、それらの神様を畏れ崇めながら、授かる万物の恵みに感謝し、時を紡いできました。

一方、人々は日々の暮らしや生業の中にも神様の存在を見出しました。
火、水、木、米、塩、酒、蚕、井戸、台所、運輸、交通、海運、学業、縁、安産、災厄…
そして、それらの安全や発展を祈り、または災いから逃れる願いを込め、日々を過ごしてきました。

ときに、八百万の神様は「時刻表」の中にも御座すのでは…
時刻表を長年愛読する中で、それはごく自然に湧き出でた思いでした。

本来「時刻表」は、鉄道やその他交通機関の発着時刻を調べ、目的地への「行き方」を援助してくれる媒体に他なりません。

しかし、正確な時刻を記載させるがゆえ、新たな月の訪れと同時にその役目を終える儚さが宿命であり、ひと月毎に新しい情報に置き換えられてきました。

毎月、購入愛読してきた時間の流れの中で、そのような時刻表が、いつしか、人生の「生き方」を指南してくれることに気が付きました…
そして、そのような御利益に気付いたとき、心の満ち足りを授かったように実感するに至りました。

日本初の当時刻表神社に、多くの方がお立ち寄りいただければ幸いです。

仮想空間「時刻表神社」へは、下記よりお入りください。
サイト上の社務所にて「電子おみくじ」をお楽しみいただけます。

※お賽銭、お供え物等はご遠慮いただいております。
※千社札をお貼りになることもご遠慮願います。
※御朱印ならびにお守り等のお授けはございません。

中野大好きナカノさんご来館されました

中野区シティプロモーションの「中野大好きナカノさん」が当館Nゲージの運転体験を楽しまれました。

中野大好きナカノさんご来館②

ボックスシートで時刻表をご覧になりました

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